生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明著
Ⅱ 長生きはするもの
よい出会いがある。それは、あなたの才能なのです。
長生きを恰好わるく思う若者たち
「きみは何歳まで生きたいですか」
聖路加看護大学の新入生に、この質問を10年繰り返してみました。
10年前というと、すでに日本人の女子の平均年齢は80歳を超えていましたが、学生たちの答えは、なんと「50代まで」というのが大半で、「80歳以上」と答えるのは毎年一人か二人。
手を挙げさせると、回りが笑うのです。
「あなた、そんなに長生きしたいの?」と、おかしいらしいです。
ほとんどが20歳前の若い人たちですから、自分の老いた姿や死のときなどをイメージできないのも無理はありません。
けれど、若い人があまり長生きしたくないと思うのは、彼女たちの目に老人が魅力的に映っていないから、とも言えそうで残念です。
彼女たちの輝くような若さに負けないくらい、老人たちがいきいきとしていたら、おそらく答えはちがってくるでしょう。
「あんなふうに齢を重ねられたらすてきだな」と、若い人のモデルになるような生きかたをしたいものです。
人生は若いことにだけ価値があるのではなく、老いて円熟するという価値もあるのだと、私たちは自らの生きかたをもって若い人に伝えることができるはずです。
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