生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明著
Ⅱ 長生きはするもの
戦後の貧窮、粗食も、健康にはわるくはなかった
かつてはあったよい習慣はほかにもあります。
非常につらい体験ではありましたが、こと健康においては、戦後のあの極貧、粗食もわるくわなかった。
砂糖はもちろんのこと、塩も不足していた。
たばこや酒もなかった、あのぎりぎりの生活が健康には幸いしました。
75歳を過ぎてもなお多くの人が健康でいられるのは、若いときに粗食を余儀なくされたおかげであり、なおかつ、豊かな時代になってからも飽食に走らなかったからです。
結果として、いわゆる生活習慣病と総称される、高血圧、脳卒中、心臓病、糖尿病、肝臓病、肺がんなどを回避できたのです。
健康な長寿は、若い日からの積み重ね。
好きなものを好きなだけ食べているいまの若い人たちに、私たちと同じような、健康な長寿は望めません。
現代医療の力を借りても、寝たきりの長寿が関の山です。
粗食こそが健康の基本。
診療人は、その生きた証であり、診療人の長年のライフスタイルは、若い世代のモデルとけりえます。
#生き方上手 #いきいきと生きる #HappinessFirst #ホテイアオイ広場 #幸せの秘訣 #ありきたりなことをきちんとやる #心の絆