生きかた上手
Ⅵ 死は終わりではない
死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。
死を明るく話題にしよう
さしあたって、小さなお子さんのいる家庭なら、ペットを飼うことをお勧めします。
犬や猫、小鳥、あるいはバラを育てるというのもいいでしょう。
いのちあるものに手間と愛情を注ぐ喜び、共に生きている喜びを実感できます。
と同時に、失ったときの悲しみも知ることになります。
生きものはいずれ死が訪れることを、子どもはペットの死を通して学ぶでしょう。
コンピュータ上のバーチャルペットが死んだときとは、受ける心の衝撃はちがうはずです。
いのちあるものの死は、悲しいばかりでなく、その後にやさしい思い出を残してくれます。
死んでいくいのちが、生きている者の心のなかに生き続けることを知るのです。
子どもや若い人を交えて、日ごろから、死を明るく話題にしてほしいものです。
いかに生きるかは、いかに死ぬのかなのですから。
死から振り返ってみて初めて、今日一日のいのちの重みが知れるというものです。
脅すつもりはありませんが、平均寿命まであと30年などとのんきに構えていても、死は定刻どおりにやって来るわけではありません。
「初めに終わりのことを考えよ」と言ったレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)のことばを思い出すたびに、人生のラストスパートは結構若いうちから始まっているのだと思います。
老いも若きも自然に死を語り合えるような成熟し文化が育ったならば、いのちを軽んじるような行動は生まれないだろうと、私は楽観しています。
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