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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
 
第六講:「虚実篇」
 
「主導権」を握って、ライバルを圧倒する
 
39 相手の「本心」を徹底的に引き出す
 
夫れ兵の形は水に象る。

水はどんなところにもスーッと入っていく。地形によって、形を無限に変えることができるからだ。人間もこのような柔軟性を持ち、人の懐深くに入り込んでいくのがよい。そのためには聞き上手になることが肝要だ。

孫子はこの言葉を通して、自分が無になることの大切さを説いています。

たとえばセールスなど、相手を説得しなければならない場で、自分の形から入っていくとうまくいきません。

「とにかく私の話を聞いてください」とばかり、延々と自分の言い分をまくしたてるやり方が、まさにそれ。

このやり方でいくと、自分の形を相手に押し付けることになりますから、それを受け入れる形の器を持たない相手のなかに入っていくことができないからです。

だから、最初は自分を無にして、相手の話を聞き出すことから始めたほうがいい。

「最近、調子はどうですか?」

「何かお困りのことはありませんか?」

「とてもいいお仕事をしておられますね。何かとっておきの秘策があるんですか?」

「今後はこういう方向にいくんでしょうかね」など、いろんな方向から質問するのです。

自分に興味を持ってくれる相手には、誰しも心を開くものです。

質問を重ねるにつれ、相手の舌がどんどん滑らかになって、成功談や失敗談、相談事など、いろんな話が聞き出せるはずです。

そうなれば、相手の心のなかにスッと入り込めます。

あとは話題を自分の意図する方向へと誘導しながら、ころ合いを見計らって「実は…」と本題に入っていけばいいのです。

自分が無になることで、相手は心を開きます。

結果、「よし、あなたの話も聞こうじゃないか」と、聞く耳を持ってくれるようになるのです。

卓越したセールスや交渉、説得は、売り込まないで相手の要望を聞き出すことなのです。

人相手の仕事のときはとくに、自分自身に「水になれ。無になれ」と語りかけるのがいいんじゃないかと思いますね。
 
 
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