生き方上手
孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
第十一講:「九地篇」
勝利をより確実にするための「心の整理術」
70 開示すべき情報と、隠すべき情報
能く士卒の耳目を愚にして、之を知ること無からしむ。
リーダーは心静かに深く考え、何事にも厳正に臨まなければいけない。部下たちに作戦を細かく知らせる必要はない。作戦の内容は誰にも知られてはならないのだ。
どの企業にも機密情報というのがあります。
個人間の競争においても、こちらの手の内は周囲の誰にも知られないほうがいい。
戦略を思い通りに実行するためには、秘密主義でいくのが一番なのです。
情報社会が発展した現代は、情報は何でもガラス張りにしたほうがいいとする傾向があって、秘密主義でいくことがちょっと難しくなってきています。
それでも「情報は何でも与えればいいってもんじゃないよ」と、孫氏は言うでしょう。
私はここを現代流に二通りで解釈しています。
一つはリーダー論として、とりわけいい情報は部下に与えない、ということです。
リーダーに「絶好調だ。この調子でいけば、ライバル会社に楽勝だよ」なんて言われたら、部下はたるんでしまいます。
ですから、絶好調を秘密にできないまでも、「しかし我々には、之だけの不安要素がある」といった懸念情報を与えることは可能でしょう。
これは、危機感、緊張感を煽って、部下たちをがんばらせる情報の与え方と言えます。
もう一つは、自分自身の考えや行動を、外に向かって喧伝しないほうがいい、ということです。
たとえば「儲かっている」などと言おうものなら、すぐに借金の依頼など、おこぼれに与ろうとする人たちが寄ってきます。
仕事内容だって、それが画期的なものであればあるほど、人に知られないうちに行うことが決め手となります。
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