生き方上手
『人は話し方が9割』
1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ
第1章 人生は「話し方」で9割決まる
03 普通の人が簡単に話せるようになる「3つのコツ」
● 「否定のない空間」に身を置くと誰とでも話せるようになる
私の主催するコミュニティには、3つのルールがあります。
まずかかげているコンセプトは、「否定のない空間」。
このコミュニティで、私はたくさんの奇跡を目にしてきました。
「あがり症の人が人前で話せるようになった」「話し方が苦手だった人が、いつも会場を満席にするセミナーの講師になった」「年収1200万円を超えるコーチになった」中には、出版が決まった人もいます。
彼らの姿を目にしながらわかったこと。それは、ほとんどの人が、話すのが苦手なのではなく、話せるというメンタル状態に持っていくことが苦手なだけ。
そこで、普通の人が、簡単に話せるようになる3つのコツをお伝えします。
【コツ1】否定禁止
マイナストークで未来を語ると、どんどん現実の未来が暗いものになってしまいます。
そこで私のコミュニティでは、否定発言をしたら退場していただくルールを作っています。
会議でよく見かけられる光景ですが、誰かが何かを発言した時に、「そうは言っても」とか「それは、違うだろう」という空気が流れることがあります。
そういう空気が会議全体を覆ってしまうと、人の潜在能力、つまりパフォーマンスは低下します。
そして、だれもが口を閉ざすようになります。
人は、つい他人が語ることを「できる」「できない」に分類してしまいがちですが、これでは一人ひとりが自由に発言するモチベーションを奪ってしまうのです。
社会は、学校の〇✕テストの場ではありません。
大切なのは、意見や感想がどんどん出てくる場にすることです。
それにはまず質より数が重要です。
数を出してもらうことで、一人ひとりのパフォーマンスが上がることが最重要課題なのです。
繰り返しますが、大切なのはとにかく発言すること。
そこで、前向きであればすべてオッケーというルールをあらかじめ設定しておきます。
学校教育で植え付けられた「とにかく正解を出さなければいけない」という思い込みを捨てて、遠慮なく色んな意見を出してもらうことで、場の空気は前向きになり、人前で話すのがラクになっていきます。
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