『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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スライト・エッジ:簡単な自己管理で圧倒的な成功と幸せを手に入れる P12

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『はじめに』 
2005年に「スライト・エッジ』の初版が刊行されたとき、それが評判を呼ぶことになるとは思ってもみなかった。
メディアを使ってキャンペーンを張ったわけでも、書店に置いてもらったわけでも、プレスリリースをしたわけでもなかった。ただ、本にして出しただけだ。
ところが、口コミで人から人へと瞬く聞に伝わっていった。
それはあっという聞に燃え広がり手に負えなくなる草原地帯の火事のようなもので、知らない間に何十万という人たちが読み、それを他の人たちにも伝えた。
書かれた内容の何かが人の共感を呼んだことは疑いようがない。
その時以来、何千通もの手紙やEメールがあらゆる年代や階層の読者から届くようになった。
そこには『スライト・エッジ』がどれほど彼らの人生に影響を与えたかが綴られていた。
それを知ったからには、『スライト・エッジ』をできる限り有意義かつ入手しやすいものにしつづける責任が僕たちにはある。
2008年には10代の若者向けに新たな版を制作するお手伝いをした。
『SUCCESS for Teens:Real Teens Talk about Using the Slight Edge (仮邦題:10代の若者が語るスライト・エッジ) 』というタイトルのその本では、スライト・エッジの核心となる原則を叩代の若者たちにより親しみのある形にまとめ、実際にその原則を日々の生活に活用した実在の代の若者数十人の経験談を添えた。
サクセス・ファウンデーションのご尽力で、その本は200万人近くの若者たちのもとに届けられている。
2011年には、初版の改定増補版が制作された。その改訂版では、スライト・エッジや新たな題材についての講演会を僕の娘アンバー・オルソン・ルークが行なっている聞に僕が新たに開発したいくつかの原則と、読者の体験談を付け加えた。
それからわずか数年後の2015年には初版の刊行から10周年を迎えるので、これを機に新装版を出そうと考えるようになった。
新装版には、初版刊行後の年月に観察した事、経験した事に基づいた2、3の新たな重要な概念を組み込むことにしていた。
しかし、2015年まで待つてはいられないとじきに分かった。その間にあまりに多くの事が起きたからだ。そこで10周年を8周年に前倒しすることにした。
今あなたのお手元にあるのは、そのようにしてできた新装版である。
新装版は初版を完全に書き直し、編集し直したものだ。
たとえば、第1章『海辺の遊び人と億万長者』に出てくる「ジェットコースター」の図を中心に展開する議論では、成功や失敗はどこから来るのか、それはなぜなのかを述べているが、それまでに出された『スライト・エッジ』関連本ではその点には触れていない。
理由は単純で、当時の僕はそこまで考えがまとまっていなかったからだ。
第15章で述べた「スライト・エッジに適った7つの習慣」は、2011年版に初めて出てきたアイディアを基礎とし、それをさらに論理的に発展させたものだ。
僕がビジネスの世界で今も日々経験していることや、これまでに話したことがない若き日の経験に基づいたいくつかの新たな実話も付け加えた。
それ以前の版と比べて新装版で最も大きく変わった点は、まったく新たな2つの章、第7章『幸せの秘訣』と第8章『波及効果』が加わっていることだろう。
それがスライト・エッジという概念に新たなレベルの深みと広がりをもたらしている。
この2章は、日々の幸福と長期的影響力という人生の2つの重要な領域にスライト・エッジがどのような影響を及ぼすかを探ったものだが、そこから得られた洞察は本書の他の章でも至るところで顔を出している。
本書があなたのお役に立つことを願っている。
ジヱフ・オルソン