『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第17章 スライト・エッジを生きる P404

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『スライト・エッジと健康』
さあ出掛けよう。ステッキ代わりに鉛筆を持って、自分の生活を見つめる散歩に出発するとしよう。
「 男性の心をつかむ道は胃袋から」ということわざがある。
胃を通る道が心に通じているかどうかは知らないが、その道が運命に通じていることを僕は知っている。
毎日の食生活や運動を、自分の1番大切な夢を叶えることにつながるようなものにするか、それとも自分の墓を掘るようなものにするか。
それが最も重要な選択だと言えるだろう。
「生きるべきか、死ぬべきか」とハムレットは悩んだが、あなたは毎回の食事ごとに、自分自身に対してこの偉大なる問いかけをし、そして答えなければならないのだ。
僕はいつも健康の領域から始めることにしている。なぜなら体調が良ければ明晰な思考ができるし、物事を成し遂げやすくなるし、何事においても良い気分でいられるからだ。
人生にとって健康以上に基本的なものはない。また、健康ほどスライト・エッジの作用が鮮やかに (自分にとって有利にも不利にも) 現れる領域もない。
僕はかつて健康のために1日30分間ランニングすることを日課にしていた。
しかし始めた頃には心が躍らなかったことを認めなければならない。
第1日目は、まさに重い足を引きずるようにして走った。
体力をつけたいと思っていたのだが予想していた以上にきつくて、その日は10分しか走れなかった。
その後数週間かけて時間を徐々に伸ばし、1日30分間走れるようになった。
だが最初の1週間が終わる前に、その前の数か月よりもずいぶん体調が良くなった感じがした。
スライト・エッジの効果はすぐには現れないと僕はいつも言っているが、実際のところ健康に閲しては、かなり早いうちに良い結果が得られることが多い。
僕のランニングの場合はそうだつた。
最近はランニングの代わりに、1目35分間のトレーニングをしている。
この話を人にすると、なぜ35分なのかと聞かれることが多い。
答えは単純で、僕にとって1日10ページの読書に相当するトレーニング時間は1日35分間だからだ。
35分ではなく45分あるいは1時間のトレーニングをしようとすると、実行するのが困難になる日もでてくるだろう。
だがどんなに忙しくても、35分ならできる。
だから35分間なのだ。
この本の初版が世に出て以来、数千人の読者から僕のところに手紙が届いているが、その中にはわずかながら医師からのものもある。
彼らは、患者に勧める健康法にスライト ・エッジの原理を取り入れているという。
健康管理のためにはほんの2、3の行動を続けるだけでいいらしい。
ほんの少し時間を取って、自分の健康のためのスライト ・エッジ計画を考え出そう。
ただしこのエクササイズにとらわれる必要はない。
ここで書き出すことはいつでも変更したり修正したりできる。
鉛筆で書こう。
面倒くさがって、このステップを飛ばして先に進まないようにしよう。
時間を取ってそれぞれの項目に書き込もう。
少なくともいくつかのアイディアくらいはメモしよう。
もう少し書き加えたり、練り上げたりするのはあとからいくらでもできる。
それがスライト・エッジ流のやり方だ。
最初から完墜にしようとする必要はない。
● 健康に関する夢
(具体的に、分かりゃすく、期限付きで)
●ス タートを切るための計画
●日々行うべきちょっとしたこと