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第16章 夢への3ステップ P377

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「ステップ1:書き出す」
 
スポーツ、大型金融取引、輝くばかりの健康、充実した人間関係など、どのような分野における成功であれ、成功を収めるために最も重要になるスキルは思い描くというスキルだ。 
 
何かを思い描くというのは、現実にはまだ起こっていない何かを頭の中に鮮明に描き出す能力(まるで現実のものであると感じられるほどに鮮やかに描き出せる能力)があることを意味する。
 
頭の中で描くだけでは、思い描くことの効果を最大限に発揮することにはならない。
 
夢や野心を心に抱いているだけなら、それは単なる夢想で終わってしまうだろう。
 
「やってみようと思う」で夢へのはだめなのだ。
 
映画『スター・ウ ォーズ』で ヨーダが語っているように、「やるかやらぬかだ。試しなどいらぬ 」のである。
 
この言葉はジェダイ・マスターを任ずる小柄な老人の姿をしたヨーダ が 、映画の中で口にしたセリフにすぎないかもしれない。
 
しかし、そこにははっとするような力強い真実が込められている (訳注:ヨーダアメリカのSF映画スター・ウォーズ」シリーズに登場する架空のエイリア ン。ジエダイは銀河系の自由と正義の守護者で、このうち最高位の者たちをジェダイ・マスターと呼ぶ) 。
 
思い描くというのは文字どおり、無から何かを作り出すこと(それを現実のものにすること)を意味してい る。
 
頭の中で何かを現実のものにすることは、本質的には不可能だ。
 
何かを現実のものにするためには、体に訴えかける必要がある。
 
感覚を動員することが必要になる。
 
つまり、思い描いたことを書き出すことが必要になるのだ。 
 
「ドリームボード」と呼ばれることもある、自分の夢を書いたボードを作るとさらに良いだろう。
 
書き出したことを声に出して誰かに間いてもらうのが最も効果的だが、それが無理なら、最低でも書き出すことはしてほしい。
 
書き出したその瞬間、夢は現実になり始める。
い真実が込められている
あなたの夢はどんなことだろう?自分の夢を1つ挙げてみよう。
 
夢の家、夢の場所、夢のバカンス、夢の仕事、夢の結婚、夢のキャリアなどどんな夢でもかまわない。
 
その中からあなたが心から実現したいと思っている夢を選んで、1番目の空行に短い言葉で書いてみよう。
 
同じことを続けて行い、2から5までの空行に書き込もう。
 

 
1.
 
2.
 
3.
 
4.
 
5.
 
その調子だ。


では次にその夢をもっと明確化させる2つの要素を(何をい つ行うかを)書き加えよう。
 
まず1つ1つの夢に戻り、それぞれの夢の内容が極めて具体的になるような言葉を何でもいいから付け足そう(白い紙を用意するか、パソコンを立ち上げて空白のワードかメモ帳を聞くとよいだ ろう)。
 
たとえば「経済的自由を手に入れたい」というのがあなたの夢だとしたら、それは具体的 にはどんな状態を指すのだろう?
 
あなたの言う経済的自由を手に入れるには、銀行や投資にどれだけのお金があればいいのだろう?
 
あるいは年収がいくらあればいいのだろう?
 
これ以外にも満たさなければならない条件(たとえば「借金がゼロ」とか)があるなら、それも書き加えよう。
 
あなたの夢の1つが「輝くばかりの健康」だとしよう。
 
それをもっと具体的にするにはどうすればいいのだろう?

自分がどんな気分で、どんな活動に関わっていて、その活動をどんなふうに感じているかを詳しく書くというのも1つの方法だ。
 
大切に思っている相手にその夢を語っているところ、そしてその人から「何が言いたのかよく分からないんだけど。何を目標にしているのか分かるように説明してくれない?」と言われているところを想像してみよう。
 
次に2つ目の要素「いつ」を書き加えよう。
 
目標というのは「期限付きの夢」であると昔から言われている。
 
タイムラインを設定することによって、その夢を現実的で目に見える目標に変えよう。
 
個々の夢に戻り、「いつまでに?」という質問に問鮪に答えていこう。
 
パレートの法則については耳にしたことがあるだろう。
 
80:20の法則と言 ったほうが馴染みがあるかもしれない。
 
たとえば、売上げの80パーセントは全販売員の20パーセントの人たちが生み出しているというような現象を指す。
 
20世紀の初めにこの理論を発表したイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートがたどり着いた公式は、(80:20よりはもう少し複雑なものではあるけれど)社会システムや経済システムに関わらず、富や革新や主導権は自らをエリートと自認する人たちに集中する傾向があることを表すものだった。 
 
簡単に言えば、パレートは成功曲線と失敗曲線を(スラ
イト・エッジ曲線の2つ側面を)表していたということだ。
 
パレートの法則が当てはまる現象をもう1つ紹介しよう。
 
それは人聞が行うことのうちの80パーセントは、手持ちの時間の最後の20パーセントの間に為される傾向にあるという現象だ。
 
人間という生き物は、油断するとそうなってしまう。
 
というのは、具体的な期限を定めなければどれだけ時聞が経っても最後の20パーセントには到達しないからだ。
 
そして「いつかそのうち」とつぶやきながら80パーセントの時間の中で生きることになってしまう。
 
そのいつかという時は永久にやって来ない。
 
夢を書き出そう。
 
夢は鮮明かつ具体的にしよう。
 
その実現に向けて具体的なタイムラインを設定しよう。
 
そうすれば、実現に向けた大きな1歩を踏み出すことになる。
 
 
 
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