生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明著
Ⅴ 治す医療から癒す医療へ
医師と患者が十分に対話できれば、病気の6割は診断がつく
医者はまず、患ち者さんの何を診るべきか、聴診器で何を聴くべきかの的を絞ります。
「胸が苦しい」と聞けば、心臓がおかしいのかなと想定して、患者さんに問いを重ねながら病気の診断に迫ります。
この診察室でのやりとりだけで、本来、病気の6割は診断が可能です。
次に聴診器で心音を聴くとか、のどの赤みを確認するなどの診察によって、さらに1割の病気が判明します。
検査をすればもう1割の病気が明らかになり、入院してより詳しく検査をすることで、さらにもう1割の病気が診断できます。
残る1割の病気については、現代医療では最後までわかりません。
このように病気の診断は、まず医師と患者との対話が根底にあって、より正確さを期すために診察があり、さらに検査があるというように、段階的に迫るべきものなのです。
あなたが自分のからだの情報を上手に医師に提供できれば、診断はほとんどの場合、診察室のなかで完了します。
しかも、その診断やその処置に対しても、医師と患者の双方に大きな不満は残りにくいものです。
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