生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明著
Ⅴ 治す医療から癒す医療へ
患者に制限を強いる医師より、制限を減らそうと努める医師をさがそう
いつでも「あれはだめ」「これをしてはだめ」と制限するばかりの医師もこのましくはありません。
自分だったら多少の熱があっても、いつも通りの日課をこなすのに、医師は往々にして患者さんには一切認めたがりません。
あなたにとって、特別な意味のある旅行が目の前に控えていても、「旅行なんかとんでもない」とピシャリ。
それが医師にとって無難な処方なのです。
旅行を許したがために万が一具合がわるくなったりされたら、抱え込まなてもよい責任まで負うことになります。
それは手間ばかりかかって面倒だからです。
病気によって、ただでさえ不自由になったり味気なくなってしまうあなたの生活を、それ以上に制限してしまう医師よりは、少しでもあなたの生活に近いレベルにしてあげられないかと配慮し、そのための手間を惜しまない医師が理想的です。
「熱があって少し心配だけれども、具合がわるくなったらこの薬を飲んで、近くの医師にこのメモを見せなさい」と、楽しみにしていた旅行を無理のない範囲で後押ししてくれるような医師に出合えたら最高です。
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