生き方上手
孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
第五講:「勢篇」
31 「あきらめない人」が最後には勝つ
奇正の相生ずること、環境の端無きが如し。孰か能く之を窮めん。
多彩にして柔軟な対応力があれば、あの手この手とやりながら、際限なく行動し続けることが可能になる。結果、「あきらめないほうが勝ち」という状況になるのだ。
「会社に入るときは、誰もが社長になろうと思っていたはずだ。ところがたいていの人は、思いと通りにならないことがたくさんあって、いつの間にかあきらめてしまう。自分が社長になれたのは、あきらめなかっただけのことだ」
経営者のなかには、こんなことを言う人が少なからずおられます。
なるほど、いい得て妙。
ただ、彼らは単にあきらめなかったわけではありません。
どんな状況でも柔軟に対応し、終わりのない戦いをするように仕事をしてきた。
それれが「あきらめなかった」という言葉の本当の意味です。
これは大事な事です。
何につけ、あきらめない人が勝ち。
「起上り小法師」のようなもので、何度倒されそうになってもすぐに起き直る。
それができるだけの行動のバリエーションを持っているということなのです。
思い出すのもイヤなのですが、私にもそんな「起上り小法師」のような人たちにやられた経験があります。
それは、ある提訴に巻き込まれときのこと。
示談にしようとなって、話し合って決着の文章をつくっていたのですが、向こうはなかなかウンと言わない。
相手は香港の人たちで、その場では「いいね、それでいこう」と言うのに、いざ決着しそうになると「いや、まだ言いたいことがある」と、話をふりだしに戻すのです。
都合、二年はやりとりを繰り返したでしょうか。
とにかく彼らはしつこい。
行くと歓待してくれるいい人たちなので、余計に始末におえない。
攻撃のバリエーションの豊富で終わりのないことといったら、まるでメビウスの輪のようでした。
最終的に私は、「もういいよ、あなたたちの好きにしてくれ。私の負けにして欲しい」となってしまったのでした。
これを一つ、みなさんの教訓にしてください。
あきらめないほうが勝ちなのだと。
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