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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
 
第八講:「九変篇」
 
いつ、何が起きても「動じない人」になる極意
 
51 いいことも、悪いことも、いつかは終わる

智者の慮は、必ず利害を雑う。

物事は利害の両面から考えなければならない。地益を求めるときは、損失の面も考慮する。損失を受けたときは、どんな利益があったかを考える。そうすれば事はうまく運ぶし、いたずらに落胆することもなくなる。

基本は「陰陽論」。中国古典思想には「陰陽和にして元となす」とする考え方があるのです。

「陰」は内へ内へと入ってくる働きで、求心力、内部充実、革新的な性質のもの。

一方、「陽」には外へ外へと拡大していく働きがあって、遠心力、拡大発展的な性質を意味します。

その陰陽の二つがバランスよく混じりあっている状態を最善としているのです。

また「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」とも言われています。

陰の働きが大きくなると陽に転じ、陽の働きが過剰になると陰に転じるというふうに、見えない力が常に陰陽のバランスをとっているとされます。

「人間万事、塞翁が馬」とか「禍福はあざなえる縄の如し」といった名言は、陰陽論に由来すると言ってもいいでしょう。

これがわかっていると、自分で人生のバランスをとることが可能になります。

たとえば儲かってしょうがないときも、「どこかに損をする落とし穴があるはずだ」と考えられるので、慎重に事を運べます。

逆に、ついていないことばかりでも、「そのうちいいときがやって来る。実際、ついていないなかで学んだことも多いじゃないか」と思えるので、逆境にあっても常に前を向いて進んでいけます。

人間というのは、利益があるともっと貧欲になるし、不運、不幸ばかり続くと「もうダメだ」と悲観的になるものです。

いずれにせよ、事態はまずい方向に向かっているわけで、心が落ち着く暇もないでしょう。

そうならないように、どんな状況のときも常に自分に「智者の慮は、必ず利害を雑う」と問いかけてください。

物事を利害の両方から考えて、いたずらに舞い上がることも、落ち込むこともなく、冷静に行動できるようになるはずです。
 
 
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