『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第9章 始まりは1セントから P206

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「すべてはどこかから始まる」
 
ザッカーバーグハーバード大学でこんなトラブルを起こす30年前、スティーヴという名前の金欠英語教師が、空き時間に男性誌向けの小説を書いて生計を立てようと悪戦苦闘していた。
 
問題を抱えた女子高生を主人公にした小説を書き始めたものの、最初の3ページを書いたところでこの話はだめだと気づき、ゴミ箱に投げ捨てた。
 
もう何度となく不採用通知を受け取ってきたのに、性懲りもなくまた投稿してどうするんだと思ったからだ。
 
翌日、部屋を片づけていたスティーヴの妻がゴミ箱を空にしようと身をかがめると、ぐちゃっと丸めた小さな紙束が目に入った。
 
彼女はそれを伸ばして広げ、夕ハコの灰をは、らって読んだあと 、スティーヴの机の上に戻した。
 
「これは今までのものとは違うと思うの。完成させる価値があるんじゃないかしら」。
 
妻はスティーヴにそう言った。
 
妻の言うとおりだった。
 
ティーヴがその小説を完成させると、ペーパーバック版の著作権には50万ドル近い値がついた。
 
それだけではなかった。
 
彼の作家としてのキャリアは、キャリーという名前の問題を抱えた女子高生を描いたこの小説で始まったのだ。
 
ゴミ箱から拾い出された小説にあと押しされて、スティーヴン・キングは20世紀で最も成功した作家の1人になったのである。
 
タビサ・キングがゴミ箱の中に見つけたものは色あせた1セントだったかもしれないが、それでも1セントは1セントだった。
 
 
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