生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明著
Ⅱ 長生きはするもの
才能はいつでも、花咲く日を待っている
知人は、ほかでもない自分の才能に救われました。
まさか人生も後半になってから、新しい自分を発見しようとは、本人さえ予想しなかったでしょう。
才能というものは、誰のなかにも無限に眠っていて、花開く瞬間を待っているのだろうと私は思っています。
にもかかわらず、私たちは自分の可能性をことのほか低く評価してしまって、本来出せるはずの力に、いつも大きな余力を残したままなのです。
よくたとえにされますが、せっかくの才能という種子も、よい土壌に恵まれなければ、芽も出ず、花も咲きません。
種の質も重要ですが、質はおしなべて上々、つまり環境次第ということです。
経済的な豊かさや育った環境、あるいは病身であるとか老齢である、というような外的な環境は、自分の意志だけでよくすることは困難ですが、内なる環境、いわゆる心のありかたは自分の努力でいかようにもできます。
チャンスをものにする気構えがあれば、才能が開花する可能性は十分にあるというわけです。
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