生きかた上手
『伝え方が重要!』
人間心理のポイントを押さえたメッセージを使う
伝え方を語るときに外せないのが「得られるメリット」「避けられる問題」を明確にするということです。
人は「痛みを避けたい」という「問題回避」で行動する人と、「快楽を得たい」という「目的志向」で動く人とに分かれるからです。
これは、痛みを避けて快楽を得るという、人間の行動原理によります。
相手がどちらのパターンなのかが分かれば、どちらかに傾倒した伝え方をすればよいですし、わからない場合は、両面を伝えるといいでしょう。
例えば、部下に「デスク周りの整理整頓をするように」というメッセージを伝えたい場合。
問題回避と目的志向に分けると、以下のようになります。
◆問題回避:「整理整頓しておかないと」
●書類を探す時間がロスになる
●乱雑な机は、心の乱れになる
●モノを無くしやすい
●周りからの印象が悪くなる
●優先順位がわからなくなる
◆目的志向:「整理整頓しておけば」
●探したい書類がすぐに見つかる
●気持ちよく仕事できるので、モチベーションが上がる
●モノを大切にできる
●周りからの印象がいい
●効率的に仕事ができる
ポイント:伝え方が9割
自分の頭の中をそのままコトバにしない
相手の頭の中を想像する
相手のメリットと一致するお願いをつくる